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とうとう開通しましたね(^^♪

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十勝清水〜池田間の開通から16年・・長かったですね・・(^_-)-☆

まずはおめでとうございます。


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以下、十勝毎日新聞の記事より

道東道夕張&占冠開通 釧路公立大・小磯修二学長に聞く
2011年10月29日 14時31分

観光 横のつながりを
道東自動車道(道東道)の夕張&占冠間が29日、開通した。道央圏との直結で、十勝を含む道東圏はどのような地域戦略が求められるのか。道内経済や観光産業に詳しい釧路公立大の小磯修二学長(63)に聞いた。(犬飼裕一)

グルメ志向狙い食戦略 互いの発展必要 道東道開通の意義
「日高越え」で道東と道央圏が結びつくことは北海道の発展に向けての悲願。道東道が日高を越え、道内幹線系のネットワークが形成された意義は大きい。飛び地として整備され、無駄な公共投資の象徴として取り上げられたのは悲劇だったが、ネットワークとしてつながり、今後は利用実績や効果を出すための取り組みも求められる。北海道全体の発展に結びつける議論が必要だ。

期待される効果は
北海道の活性化や発展に向けた課題は、「(東京との)遠さ、(都市間の)広さ、寒さ」の克服だ。高速ネットワークは特に、広さを克服する点で大きな意義がある。大切なのは、開通したらどうなるのかではなく、開通を契機にどう活用するかという視点。社会資本整備は器・入れ物づくり。皿においしい料理を用意することで器も輝く。道央と道東が互いに「WIN&WIN(ウィン・ウィン)」となる取り組みを議論し、実践的・具体的な取り組みにつなげることだ。「引っ張る・引っ張られる」ではない。地域特性を分析し、互いに発展していく使い方を考えなければいけない。

千歳から引き込み
地域として高速道路をどう活用していくべきか。
道内6圏域を見た場合、十勝の1次産業は1500億円の黒字だが、3次産業(サービス業)は1000億円を超える赤字。雇用力を伴う3次産業は重要で、域内で循環できる部分でもある。サービス部門の脆弱(ぜいじゃく)性を、道東道を活用した観光消費の拡大で強くする戦略も選択肢の一つだろう。航空機の道内乗降客の8割が新千歳に集中する中、直接航空便で地元の空港に乗り入れてもらう従来の戦略のみではなく、千歳に来た観光客を道東道を使って引っ張る戦略も大事。観光客は十勝も釧路・オホーツクも全部回りたい。道東道の開通が(東北海道の)横のつながりを開拓するきっかけとなれば意味合いはますます大きくなる。

地域振興を図る上で十勝の特徴は
大きな武器が食。物流基盤の高速道路が整備され、道央での食の販売戦略が重要になってくる。十勝の1次産業は道外収支で稼いでいるが、食品産業など高められる余地がある。
今はマルシェという形で札幌圏を中心にグルメ・スイーツ志向が高まっている。これを道内における食の消費機会として十勝のものを道民に消費してもらい、北海道全体の経済構造をつくり上げる戦略が必要。「これは十勝に来なければ食べられない」というものを提供し、十勝の観光と食を両輪としてうまく結びつけることだ。

<こいそ・しゅうじ>
1948年大阪生まれ。京大法学部卒。旧北海道開発庁(現国交省)などを経て99年に釧路公立大地域経済研究センター長。2008年から現職。


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