日本と対戦モロッコ監督「選手のラマダン不安」
読売新聞 7月29日(日)10時10分配信
【ニューカッスル(英)=畔川吉永】サッカー男子のグループリーグD組第2戦(29日)で日本と対戦するモロッコのピム監督は、選手たちにイスラム教徒が多いため、「ラマダン(断食月)」の影響を心配している。
日の出から日没まで飲食を断つラマダンは、ロンドン五輪と時期がほぼ重なる。英BBCによると、オランダ人のピム監督は「選手は信仰に厳格。全員がいつも通りラマダンを行う」と話している。そうなると、練習や試合が日中、行われる際には、水も飲まないことになる。
この時期の英国は日中の時間が特に長く、モロッコが初戦を戦ったグラスゴーでは日の出の午前3時半から日没の午後9時半までの長い時間、水も飲めないことになる。
投稿者:YSカットスタジオ+α | 投稿日:2012-07-29 23:23:50 | コメント ( 0 )
決勝ヘッドの宮間、試合前の控室で選手が涙した主将からの言葉
ゲキサカ 7月26日(木)5時18分配信
拡大写真
写真: Kaoru WATANABE (ゲキサカ)
[7.25 ロンドン五輪F組 日本2-1カナダ コベントリー]
キャプテンの言葉に奮い立った。試合前のロッカールーム。円陣を組んだ選手の輪の中でMF宮間あやが言った。「ここに立てるのは選ばれた18人だけ。大切な思いや大切な人たちがいて、私たちは戦っている。ここからの6試合、お互いのために戦おう」。
五輪メンバーに選ばれることのなかった選手たち、バックアップメンバーとしてチームに帯同しながらピッチには立てない選手たち。日本から応援してくれる人たち、スタジアムに駆けつけ、熱い声援をくれる人たち。すべての人たちのために、18人全員が力を合わせて戦う。
「特に考えていたわけではない」という挨拶だったが、「円陣を組んで、みんなの顔を見て、ここに立てている幸せを感じたし、その思いをみんなで共有したかった」と宮間は言う。
佐々木則夫監督は「ロッカールームでの宮間のコメントが格好いいというか、素晴らしくて。僕もジーンと来て涙を流しそうになったぐらいだった。選手も結構、涙していた」と明かす。主将の熱いメッセージにチームはあらためて一丸となり、集中力を高め、五輪初戦に臨んだ。
「日本選手団を代表して、日本を代表してオリンピックに来ている。今日の試合は日本選手団としての初陣。結果的にはよかった」。2−1での勝利。ドーピング検査を終え、チームメイトよりも遅れること約1時間後、ミックスゾーンに姿を見せた宮間は、白星で終えた初陣を振り返った。
前半33分にMF川澄奈穂美のゴールで先制するまでは、思うように攻撃の形をつくれず、カナダを攻めあぐねていた。それでも「皆さんにはワールドチャンピオンとして見てもらっていますが、それ以前の試合を見てもらえれば分かると思うけど、普通なので。なかなか点が取れなくても、1失点しても、焦ることは今までもなかったし、これからもないと思う」と言う。「見ている皆さんは苦しかったかもしれないけど、私たちは最初の30分も苦しかったわけではない」と、いつもどおり平常心でプレーを続けていた。
前半44分にはDF鮫島彩の左クロスにファーサイドに飛び込むと、前に飛び出したGKが触れず、流れて来たボールをヘディングで無人のゴールへ押し込んだ。「鮫島選手はオーバーラップが得意なのに結果としてのアシスト数が少ない。彼女のアシストで点が取れたのがうれしい」。ヘディングでのゴールについては「自分でもビックリ」と笑うが、「時間帯もそうだし、あそこまで入っていけたことはよかった。GKが来るのは分かったけど、届かないだろうと思っていた」と胸を張った。
「もちろんよかったところもあるけど、もっともっと自分たちはできるし、自分自身もっともっとできる」。そう貪欲に語る宮間だが、難しい初戦を勝利で乗り切ったことには安堵の気持ちも大きい。「昨年のW杯であったり、五輪予選であったり、最近の大会の初戦は、接戦でありながら勝ち切れていた。(初戦でニュージーランドと引き分けた)北京五輪の二の舞を踏むことなく、今日も勝ち切れたことは今後につながると思う」。悲願のメダル獲得へ、なでしこジャパンが確かな一歩を踏み出した。
投稿者:YSカットスタジオ+α | 投稿日:2012-07-26 23:56:41 | コメント ( 0 )