水草の根がよく張って育っています。実況継続中。
3月2日に写真レポートを当ブログに掲載した水草水槽の、その後
8日間経った現在の状況です。水換えなし、コケ取りなどの世話も
一切していません。水草にかなり生長がみられますが、水草生産地の
余力で伸長している面もあるので、まだトリミング(剪定)は行い
ません。ただ、良い兆候が見られるようになってきたので、きょうは
再レポートすることにしました。
2枚目の写真は、ラージパールグラスの状況です。
この水槽では右サイドを中心に植えてあります。ラージパールグラスは、
よく、失敗すると、茎の根本から溶けて、バラバラに浮かび上がって
枯れてしまう現象を体験します。でも今回の水槽実験では、まったく
抜ける株はなく、すべてそろって生長しています。そして、きょうのこの
写真に見られるように、先端の生長だけではなく、茎の付け根付近から、
次々にわき芽も出し始めています。これは、すでに、地中では少ない
ながらも根の生長が始まり活着しはじめている証拠です。
3枚目の画像は、主に左サイドに植えてある、グリーン・ルドウィジアを
中心としたエリアの写真です。こちらも地上部の生長のほか、株元からの
わき芽の萌芽(ほうが)が見られます。萌芽は、発根が順調に起こっている
兆候のひとつで、見えない地下部分をうかがい知る重要な変調シグナルです。
最初に宣言しましたとおり、このテスト水槽は、
「専用器具やCO2添加を行わない、何もしない主義」
で造り上げています。おさらいをすると、基本の構造は、
・超透明クリスタル6040水槽
・毎分7リットル循環GF−300ポンプ2台
・底面濾過板(GEX製16枚ユニットで全面に敷き詰め)
・底床ソイル「富源粒(ふげんりゅう)」10kg
・PL管照明(9000〜10000K)合計50W使用
以上です。これに加えて、
・バクターDD(3月9日ブログ記事紹介参照)
・広瀬水草の固形肥料3g(3月3日ブログ記事紹介参照)
を投入し、稼働しています。つまり肥料はごくわずかの量です。
その後、3日後に、エンドラーズ・ラグナデバトス・グッピーを
10ペア入れています。
「広瀬製ソイル+バクターDD+ごく微量の肥料」
これだけの仕組みで、ただ3Wの水中ポンプ2台を稼働し、
他に何もしていません。
水草が難しいという声があまりにも多いため、カンタンにできる
ことを証明しようというのが、今回の企画です。これまで、
微生物が200種以上定住する、広瀬ソイルでの底面循環水槽では、
水草がカンタンに育ってしまい、水も換えなくて済むことを、
私たちは何百もの水槽で体験してきました。これまで多くの、
専門家、専門業者と呼ばれる方々が、初心者に指導してきた方法
とは、大きく違う、単純で設備費のかからない「ヒロセ方式」。
批判を恐れず、ただただ、水草や魚・エビたちなどを楽しむ
皆さんに、少しでも楽に確実に成功する道筋をつくっていきたい、
そういう想いで、このブログでの実況も、続けていきたいと
思っています。
参考までに、3月2日の状況と3月10日の状況を比較できるよう、
フォトアルバムのコーナーに、左右と正面の写真を掲載しておき
ました、この記事と併せて、どうぞご覧ください。そして、
それにも増して、
「水草のカンタン育成」
に、少しでもご興味の湧いた方は、どうぞお気軽に、水槽が140本
以上に増えた、現在の「小さな大自然の店」に、現物をご覧になりに
どうぞご来店ください。すでにご案内のとおり、3月から、定休日を
なくし、年中無休とさせていただいています。10〜19時営業です。
お待ちしております(赤)。
投稿者:熱帯魚 水草 帯広 環境ホタル塾 ブログ | 投稿日:2010-03-10 23:38:48