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開幕直前ベタ&グッピー展緊急レポート



いやあ、あと3日に迫りました。

23日から配布のCHAI誌上などでインフォメーションして

おりますが、3月25日から、第3の特別展。

ベタ&グッピー展

を、小さな大自然の店で開催するんです。

およそ50タイプのベタ、

およそ30品種のグッピーを、

期間中、入れ替えながら展示、即売する企画です。

で。。。

昨年5月、当店(帯広)事務局長の私が直接訪問した、

世界最大級のグッピー専門ファーム、

トロピカルフィッシュインターナショナルから、

高級海外グッピーを輸入しました。

伝染疾病ゼロ、健康に繁殖され、しかも混じりなしの

系統繁殖を行っている、高級ファームからの海外

グッピーは、日本では一般的には流通していません。

その、日本で見ない高級グッピーを、今回、特別に

ペア1000円以下で限定販売。まさに早いもの勝ちの

貴重なチャンスです。

最初の写真は、その、トロピカルフィッシュインターナショナル

から届きました、レッドネオングッピーです。


<レッドネオングッピー>

背びれと尾びれとで、別々の色を表現し、しかも背びれが幅広く

伸びる、1960年代後半の、ドイツ系オリジナルのタキシード系

グッピーの血統を引く、たいへん貴重なグッピーです。

1970年代には、日本にも、レッドテールタキシード、グリーン

タキシードなど、ドイツ系タキシードの良品が持ち込まれ、

モザイクデルタを完成させた和泉熱帯魚研究所所長の和泉克雄氏

などが、良品を系統繁殖して発表していましたが、その後、

日本国内では雑交がすすみ、また、プラチナの持ち込みが

激しくなっていく内に、オリジナルのドイツタキシードの

良さを引き継ぐ系統はほとんど消えてしまいました。

今回の、レッドネオングッピーは、いわばタイムカプセルを

越えて再登場したタキシードグッピーとも言える貴重品です。

ドイツイエロー以外で本格的なタキシードグッピーに初めて

触れる方に、安心して繁殖して楽しめるお勧め品です。

さて、今回トロピカルフィッシュインターナショナルから

提供を受けました7品種のうち、もう一つを紹介して

おきましょう。



<ハーフブラックレオパード・グッピー>

1970年にイギリスで発表されたレオパードグッピー。

初めての黄色系高級グッピー、そして多産系で初心者でも繁殖に

取り組める丈夫な体質で、世界的にブームとなった品種でした。

その後、グラス系グッピーの片親として利用され、日本では、

イギリスレオパードは、その後、イエローグラスと呼ばれる

ようになり、今日に至りました。

もともとのイギリスレオパードは、黒のドーナツ模様を伴う斑紋を

もつ、きれいなデルタテール(三角形に開く尾びれ)が特徴でした。

1960年代にアメリカで広がっていた、大粒の黒斑のグッピーも

レオパードと呼ばれていましたが、イギリスレオパードのきめ

細かな模様は、それまでのグッピー界にない、衝撃の模様でした。

今回入荷したハーフブラックレオパードは、イギリスレオパードに

タキシードを導入したものであることがわかります。イギリス

レオパードの特徴のひとつ、上半身のピンク色の体斑紋をそのまま

温存しており、発表から40年経過したレオパード系の特徴を

受け継いだ、とても貴重な品種です。黄色系の外国グッピーの

元親にもよく使われているため、類似の個体は流通していますが、

純系系統繁殖のこの品種は、めったに手に入りません。

この系統も、ドイツオリジナルのタキシードグッピーの特徴で

あった、スカイブルーを基調とした幅広い背びれが保存されており、

背びれと尾びれを同じ色にそろえてしまうことが多い日本の

国産グッピーにはない魅力を備えています。

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こんな貴重なグッピーたちが、1ペア1000円を切る、

驚きの価格(価格はご来店時に直接確認してください)で、

今なら、小さな大自然の店で購入できます。

外国産グッピーというと、伝染病が多い、オスメスの取り違いも

多くて綺麗な子どもが生まれない、安物グッピーが多数流通

していますが、必見の高級品たちがそろいました。

すでに、十勝の水で慣らし、そしてブルカミアGや富源粒の

底面濾過で、pHを一定に保ちながら元気に管理しています。

安心して飼育できるとともに、海外産グッピーならではの

繁殖のコツも併せて、ご案内していますので、どなたにも

お楽しみいただけます。どうぞ、小さな大自然の店までお越し

ください。

って、まさか、展示会開催前に、完売してしまわないだろうかと

心配しながら、宣伝している私です。たぶん大丈夫でしょう(笑)。

トロピカルフィッシュインターナショナル社からは、今後も

提供を受けられることになっています。通常、輸入商社などを

通じて入荷の場合には、ずっと高い価格になってしまう高級輸入

グッピーですが、伝染疾病のない確認済みファームからのみ、

今後も導入していく予定です。

「グッピーなら国内も海外産も、小さな大自然の店だね」って、

全国から言ってもらえる高い質のレベルと安い価格レベル。

実現してしまおうと思います。

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さて、水槽角の位置でもったいない写真ですが、2色の鮮やかな

クラウンテールベタのオスです。

クラウンテール、ダブルテール、ハーフムーン、スーパーデルタ

などの、ショウベタを中心とする、観賞用ベタを一堂に展示するのが、

今回の展示会の特徴ですが、今回、これら厳選の高級ベタを、

お買い得価格で提供するのはもちろんですが、すべての系統に

ついて、メスも入荷させ、ご家庭で、繁殖までお楽しみいただける

ように準備しているのが、良いところです。

で。。。



これが、クラウンテールベタの厳選メスです。

体長4cmくらいだし、小さい水槽でも飼いやすいと、初心者にも

人気のベタですが、その繁殖となると、ウェブで調べても、本を

読んでも、難しそうなことを書いてあります。たとえば、孵化時に

稚魚が3.8mmくらいしかない小さなサイズだから、ふつうの餌では

口に入らず、原生生物のインフゾリア(ゾウリムシ)をまず培養

しておく、といったたぐいの解説です。

いいえ(明確な否定)。

小さな大自然の店では、どんな方でも、初めて魚を飼育する方でも、

ベタの産卵や子育てができてしまうように、簡単な方法をご案内

しています。

ベタは、オスが、特殊な粘液で消えない性質の泡巣をつくり、

その下にメスを呼び込んで交尾行動を行い、泡巣の中に産卵

します。そしてオスが卵の世話をし、孵化して卵黄の吸収を

終えるまで、子育てをします。で、一般的には、

1)どういう水槽環境にすれば、泡巣を作らせやすいか。
2)どういうタイミングで、巣作り完了した水槽にメスを入れるか。
3)とても小さな稚魚に、最初どんな餌をあげて育てるのか。

などが悩みとされるのですが、難しくない方法というのが、

実は、あるんです。

小さな大自然の店で、ベタを見て、気に入った色や形のオスメスが

見つかったら、どうぞ気軽に聞いてみてください。

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※本日の写真は、店舗スタッフ北村氏が撮影し、電子メールで
 送信してくれました。

実は、私、19日から、帯広を出て、千葉県経由で、新潟県

糸魚川市で、ホタル再生改良工事に参加するため不在にしており

ます。明日23日中には、帯広に戻ります。

また、その経過についても、本ブログにて報告できたらよいかな

と考えています。そちらもご期待ください。


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