国産グッピー追加紹介&最後にお宝グッピーうんちく
明日25日、午前10時からFMジャガで、店から10分
電話出演して、お店の紹介をします。よろしくお願いし
ます。
また、同じく25日午後2時半ごろから、5分程度に縮めて、
局読み上げによる、耳より店舗情報として、同じく、
小さな大自然の店が取り上げてもらえます。私の声よりも、
プロのアナウンサーによる整然としたインフォメーションの
方が、つまり10時より午後2時半の方が、もしかすると
コンパクトでわかりやすいかも知れませんね。
<RREAフルレッド・グッピー>
さて、きょう、最初の写真は、RREAフルレッド・グッピー
です。赤のグッピーの中でも、最近人気が高い品種です。
なぜならそれは、子どもにも、確実に赤いグッピーが
生まれてくるからです。殖やす楽しみが簡単に体験できる
品種です。
RREA
おさらいですが、リアル・レッド・アイ・アルビノという
意味の用語で、私の知人でもあった故・筒井 良樹氏が
命名して、世界にも広がった略語です。
フルレッドの原型は、アメリカン・レッド・テールという
品種で、グッピーの父と呼ばれるニューヨーク在住だった
ポール・ハーネル氏の時代に、1960年ごろから出現
した「フラミンゴ・グッピー」が原種です。
体表面の黒色色素細胞を持たない、ゴールデン系グッピーの
最初の原種でもあったフラミンゴから、体が明るい黄色
っぽく、赤い尾びれのグッピーがスタートしたのでした。
<イエローグラス・グッピー>
さて、海外産グッピーの紹介の際にレポートした、1970年代
を代表するイギリスレオパードグッピーの直系の子孫が、
このイエローグラスです。1970年代当時の、幅広い背びれ、
正三角形のデルタテールを保持する個体は、現在ほとんど
見られなくなりましたが、このイギリスレオパードを起源
として、その後のグラス系グッピーが改良された、記念碑
的な品種です。近い将来、品質を向上させて復活させたい
品種でもあります。
<ブルーグラス・グッピー>
日本で、ドイツイエロータキシードと並んでもっとも人気の
高い品種になっているのが、ブルーグラスです。
かつては、グラスグッピーの中で、青みが多いものと、赤みが
多いもの、そのバランスが中間的なグラスグッピーとがあり
ましたが、現在では、まったく赤が出ないブルーグラスが
主流になりました。
<ガラスのグラス・グッピー>
こちらは、ガラスのグラスと呼ばれる、グラス模様の黒の部分が、
濃い青色になったものです。この品種名称も、故・筒井 良樹氏が
つけたものだそうです。
<レッドグラス・グッピー>
これが、レッドグラスです。1970年代後半に登場したグラステール
グッピーの原型の特徴を、やや色濃く残していますが、原型は、
非常に広く広がるデルタ(三角形)テールでしたので、この品種も
現在流通しているものは、良品が少ないものです。ただし、
イエローグラスと並んで、固定率が高く、選別淘汰作業の手間が
少なく累代繁殖ができる点は、初心者向けにもお勧めといえるで
しょう。
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さて、冒頭に予告しました、「グッピーうんちく情報」ですが、
きょうは、グッピーのメスについて紹介しましょう。
写真は、ドイツイエロータキシードの優良品のメスです。
ヒレが伸びる品種のグッピーのメス選びの重点は、
1)オスに出る特徴が「控えめに」出ていること
2)尾びれの上下や背びれが角張っていること
3)体型がふっくらしていること
などがポイントです。尾びれがすごく伸び広がったり、
また色彩が濃く出るメスは、男性ホルモンが多い異常個体
であることが多く、遺伝的に問題があり、また子どもを
あまり産まずに死んでしまう場合が多いので、選ばない
ようにしましょう。オスと同じ遺伝子組成を持っている
ことは、1)に書いたように、「特徴がうっすら」出て
いることで判断します。
また、黒色色素細胞の分布の仕方が違うことと、赤色
色素細胞が通常は出現しないことも重要な知識です。
赤色色素細胞は、オス側の性染色体上の遺伝子と、
男性ホルモンとが組み合わさって出現します。そのため、
メスの尾びれなどには、通常赤色が抜けた模様が再現
されます。また、グッピーには、全身に、もともと
黄色色素細胞が分布しているため、メスの模様がない
部分が、オスよりも黄色っぽく見えることもあります。
これらのメスならではの特徴をよく知っておいて、メス
選びをすると、良いグッピーが選べるのです。
グッピーを飼う場合には、小さな大自然の店で、スタッフに
教えてもらいながら、オス、メスを、納得して、選んで
もらうのが、いいと思います。
投稿者:熱帯魚 水草 帯広 環境ホタル塾 ブログ | 展示会・イベント情報 | 投稿日:2010-03-24 23:23:30 | コメント ( 1 )