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nana ログハウス編 4

このところ、妙に暖かいけど、気の短い、イッセさんのこと、タイヤ交換はもちろん、私の部屋のドアを、冬用のマド付き板ドアに替えてもらったわ。
ちょっと視界が悪くなったけど、冷たい西風が入らなくなって、快適。

さて丸太組みなんですけど、その前に、基礎となる半割り丸太(シルログ)を造ります。これが結構、大仕事。なんせ、チェンソーにまだ不慣れなのに、12メートル超の丸太を半分に切っていく。

ちなみに、イッセさんのチェンソーは、師匠のお勧めで、パートナー500、でも、ログハウス1棟で、オイルポンプ壊れ、その後、ハスクバーナーを使い、今は、マキ用に小さめのスチールだそうよ。

シルログは、基礎からニョキと出ている、アンカーボルトに、ナットロック。

ログ組みは、要に、下の丸太の上っ面のでこぼこを、次に乗っかってくる上の丸太の下っ面に写し取り、それをカットすれば、隙間なく合わさる、という極単純なお話なようだけど、これが、大変、難しく、また楽しい。

カットして、合わせてみても、たいがい、どっか当たっていて、隙間が出来てる。起こして、当たっているとこを見つけ、削り、合わしてみる。
しっくり合うまで、この繰り返しで、
1日、1本がいいところ。
交差部の切り込み(ノッチ)が少ないほど(最低2ヶ所はありますけど)うまく行くそうだけど、イッセさんのは、ちょっと複雑な設計で、7つもノッチを刻む丸太があって、合わなくて、合わなくて、大変だったそうよ。

で、イッセさんが悟った、丸太組みの極意。
ログハウスは手をかければ、かける程、いいものが出来る。

ということで、つづく。

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