帯広ナビ | 帯広なびブログ

nana 1126

今日はバードウォッチング。

イッセさんの調理場の窓の外に、鳥のえさ台があって、
これは、ユータさんのお隣さんから頂いたもの。
イッセさんは、店で使う牛の背脂と、玄米を置いてるの。
この季節、自然界では、エサが少なくなったのか、最近、千客万来。

一番、よく来るのが、アカゲラ。白黒の模様に赤を配し、とても派手。
シジュウカラは、小さいながらも、食欲旺盛。黒い頭の白いほっぺが目印。
ゴジュウカラは、同じぐらいの大きさなんですけど、体形シャープで、上半身、青緑系。
カケス、でかくて、エサ台が揺れる程。ガツガツ食べて、自分を見るようで、ちょっとイヤ。
以上、皆さん、肉食系。
スズメさん達は集団行動で、ワッと来て、アッというまに、玄米を平らげて行きます。

イッセさん、しみじみ語るに、うちのお客さんも、これぐらい来たらいいのにね。
ちょっと、それ、実感有り過ぎで、イタイ。

じゃ、また。

nana ログハウス編 6

いよいよ、冬ね。

さて、88年の2月末、雪をどけることから再開した工事。
屋根と2Fの床は、ツーバイフォー工法なのだそうだけど、なんと言っても、丸太との接点が大問題、だって、丸太の壁のてっぺんは、組み合わせの所は段差があるは、水平はいい加減だは、と、大工泣かせ。

施工店の大工さん達、初めての経験なので、試行錯誤、考えながらの作業でスローペース。でも、さすが本職、きっちり屋根をこさえてしまい、イッセさんは大感心。

もっとも、この感心代は、かなり高いものについたそうですけど。

この難工事を請け負ってくれた、イッセさんの友人、梅田和敬さんに感謝。

3月、4月は、イッセさんと奥さんは、ペンキ屋さんになり、丸太の外面は、防腐剤入りの塗料、内面は、合成ボイル油を塗る毎日だったそうよ。

そんな、こんな、で、4月末に完成したそうよ、ログハウス。

で、5月の連休から、お店再開。
新しい店名は、田舎生活(をしたい)ということで、まんま、カントリーライフ。

次回は、メンテナンスについて、ということで。
おやすみなさい。

nana ログハウス編 5

なに、昨日、今日の雨は。
私の部屋は古くて、雨漏りするので、びちゃびちゃ。
降るなら降れ、雪。

さて、5回目のログハウス編ですけど。
1987年の5月から、ログビルダーになったイッセさん、助っ人さん達にも助けられ(スペシャルサンクスということで、MR.土井)、でも雨が降ったら休みといことで、なんか、とてもいい感じの毎日。

5月から始まったログ組みは、10月末には10段になり、もうそろそろいいかなという高さになったそうで。

旧店舗を壊し、本基礎を造り、仮基礎の上の丸太組みをバラバラにして、移設。

ここで、問題。仮基礎はもちろん、本基礎も、数ミリぐらいの誤差はあるわけで、これが、丸太のピッタリ度に影響してきたそうよ。
つまり、仮基礎の上で、がんばった仕事をしても、いざ本基礎の上に乗っけてみると、あれ、ということ。

イッセさんが悟ったこと、その2.
丸太組みは、移設なんかしないで、最初から、本基礎の上で。

さあ屋根工事。
この屋根は、ログ組みとは別の次元のお仕事で、
古い友人の施工店(池田町の赤坂建設)にお願いしたそうよ。
が、仕事の都合で、屋根工事は来春にして、と言われ、ま、いいかと、冬期間は、小物(テーブル、カウンター、看板など)を造ったり、丸太の表面が変色してきたので、毎日、毎日、サンダーをかけていたそうよ。

で、1988年の年が明けました。

nana

イッセさんに聞いた、ちょっといい話。

4,5年前?、「UDON」という映画があって、もちろん、讃岐うどんにまつわるお話なんですけど、そのなかで、とてもクサイ、お話として出てたそうよ。

イッセさんが帰郷する時、瀬戸大橋は、当然、なくて、宇高連絡船という、青函連絡船と同じような、列車も積み込む、船で、四国に渡っていたそうよ。

その船の、甲板に、うどん屋さんがあって、乗るとすぐ行くのだけど、すでに長蛇の列で。

そのうどんは、少しノビテいたりして、けっして、すごいものではないのだけど、
みんな、高松の人は、ただいま。いってきます。と思いながら、のどに流し込んでるそうで。

いい話でしょう。
イッセさんの今度の休みの、晩ごはんは、手打ちうどんで、決まりね。

nana ログハウス編 4

このところ、妙に暖かいけど、気の短い、イッセさんのこと、タイヤ交換はもちろん、私の部屋のドアを、冬用のマド付き板ドアに替えてもらったわ。
ちょっと視界が悪くなったけど、冷たい西風が入らなくなって、快適。

さて丸太組みなんですけど、その前に、基礎となる半割り丸太(シルログ)を造ります。これが結構、大仕事。なんせ、チェンソーにまだ不慣れなのに、12メートル超の丸太を半分に切っていく。

ちなみに、イッセさんのチェンソーは、師匠のお勧めで、パートナー500、でも、ログハウス1棟で、オイルポンプ壊れ、その後、ハスクバーナーを使い、今は、マキ用に小さめのスチールだそうよ。

シルログは、基礎からニョキと出ている、アンカーボルトに、ナットロック。

ログ組みは、要に、下の丸太の上っ面のでこぼこを、次に乗っかってくる上の丸太の下っ面に写し取り、それをカットすれば、隙間なく合わさる、という極単純なお話なようだけど、これが、大変、難しく、また楽しい。

カットして、合わせてみても、たいがい、どっか当たっていて、隙間が出来てる。起こして、当たっているとこを見つけ、削り、合わしてみる。
しっくり合うまで、この繰り返しで、
1日、1本がいいところ。
交差部の切り込み(ノッチ)が少ないほど(最低2ヶ所はありますけど)うまく行くそうだけど、イッセさんのは、ちょっと複雑な設計で、7つもノッチを刻む丸太があって、合わなくて、合わなくて、大変だったそうよ。

で、イッセさんが悟った、丸太組みの極意。
ログハウスは手をかければ、かける程、いいものが出来る。

ということで、つづく。

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