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GDP

2期連続でプラス成長になった。設備投資も消費者物価も上昇に転じた。景気の二番底はもう来ない。来年には通期でプラス成長を回復するだろうという観測がされています。片や賃金は減り続け冬のボーナスも悪くなるのも明らかです。また財政出動による消費の下支えと中国をはじめとする新興国の景気浮揚によってこうした現象になっているということも各紙の解説に載っています。

一人当たりGDPはこの10年横ばいです。人口の推移と合わせると一時良くなったもののまたデフレに落ち込んだことが良くわかります。今後の状況は人によって評価が分かれていますが、米国すなわちドルを基軸とした体制が軋み始めているのは間違いないと思います。何度も書いてきましたが日本は短期の動向に左右されるのではなく、中長期のビジョンが絶対必要な時代に入りました。

民主党政権は様々な斬新な取り組みを展開していますが(ここはブレやら修正があったとしても大変評価できると思います)経済戦略(イコール国家戦略)がまだ見えてきません。大体の不満はここに来るようですが、http://www.nikkeibp.co.jp/article/column/20091026/191147/がそれを考える上で役に立ちます。グローバル経済と日本の立ち位置を押さえながらすっきりと読みこなせます。参考にしてください。

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