隠しきれない隠し味
少し昔話なんですけど、ウチのオヤジは
『車は三菱しか乗らない』
というこだわりがありまして
えとウチのオヤジは私が小学校の時に病気で亡くなっているんですが、
私が小さい頃は真っ赤な車に2ドアのクーペに乗っていたらしいです。
んでさすがに私にも弟が生まれ、男三兄弟。2ドアじゃ家族には向かない。
そうして4ドアの車に変えました。
小学生ぐらいの話なんで、私はその時の車の車種は覚えていないです。
たぶん見れば「あぁ〜こんなんこんなん」という感じにはなるんでしょうけど
あの時の車は何?
と言われたらわからないです。
なんだったんだろう。あの車は。うーん
今となったら実際に車を見たら「あー○○かー」となるんでしょうけどね(笑)
でも今更思うんですけどね、オヤジはきっと車が好きだったんだなーと思います。
…あ。そんなしんみりするような話題ではないんですけどね(そんな話題を言い出したのは私ですが)
やっぱり私も車が好きなんですが、自分の好きな車に乗れるのは独身の内か、子供が大きくなってから。という話をよく聞きます
実際はそんなことは無いんですけどね(笑)
私のところは嫁に尻にひかれているので、嫁を口説かないとしばらく買えないだけです
しかし!この仕事につかさせてもらっているあかつきには!ぜひ!外車を!私にもう一度ドリームを!
そんなことはどうでもいいのですが(?)
当店に新しい車が入りました!
VW GOLF GTI ブラック
【車体価格】108万円
【年式】2005年
【走行距離】6.7万k
【車検】平成26年9月
ゴルフと言えば『大衆車』のイメージはありませんでしょうか?
というか私はあります。だってVW社自体がそういうコンセプトで生産している車がゴルフらしいのですから。
ですが!こちらのゴルフGTIは違うのです。
こちらのGTIには面白い話がありまして…
【ゴルフヒストリー】
ゴルフと言えば大衆車市場のトップブランドで有名で、VW社の大黒柱ともいえる車です。
それはゴルフ=大衆車というイメージは間違いない性能と価格で、日本の輸入車販売量の上位には常に顕在です。
しかしそのゴルフにももちろん歴史はあります。
振り返ること、初代ゴルフ。
バリエーションでGTIというスポーツグレードが生まれましたが、残念ながら日本には本当にわずかしか流れませんでした。
その初代GTIはドイツでテストを行い、大絶賛されるという快挙。
当時の日本のカーマニア向けの情報誌で『けちょんけちょんにけなす毒舌編集者』がベタ褒めした!という話まであるらしいです
初代GTIは世界的に注目を浴びていました。
ですがその評価はだんだんと陰りを見せてきたのです…
GTIはU以降も出ていますが、かなりマイルドになり初代GTIのぶっ飛ぶスポーツ感は失われたとも囁かれたこともあります。
初代のGTIは伝説になってしまって、もう過去の栄光となったのでしょうか?
この車、ゴルフXのGTIは初代のコンセプトに戻りマニアックなモデル。
当時のカタログなどに『蘇った伝説のハッチバック』と言われる程の性能をひっさげて戻ってまいりました!
蘇った!と公式のカタログで言ってしまうと、U以降はアレでしたと言っているような感じですがそこはスルーしましょう(笑)
パッと見はゴルフですが、排気管の違い。イタリア車のようなホイール。外見だけでも大衆車というイメージに違和感があります。
そこからもVWの今度のGTIへの本気の姿勢が理解できます。
珍しく私の試乗記をここで書かせてもらいます。
まず「世間一般の大人しいゴルフ」というイメージは捨ててください。走りだしたらすぐに捨てなくてはならないイメージなので(笑)
車内もゴルフの良さは残しており、シートの十分な空間も顕在。
しかし速度計は300km/hまであり、走り出す前からここでもVWの本気が見えます。
軽くアクセルを踏み、走り出してみるとまずトルクがあることが最初に感じます。
ホットハッチとは「普段使いに不自由せず、ひとたびムチを入れると結構速くて楽しめる」という意味が体感できます。
そしてフルスロットルで踏んでみるとグングン加速していき、流石はターボで4000rpmまで伸びます。
そこまで来ればレッドゾーン直前の6000rpmはあっという間です。
その時のエンジン音もけして不快では無く、運転していて恥ずかしくない印象を受けました。
ダイナミックな走り、プレミアムクオリティ、エモーショナルなデザインという、3つの要素が存分に盛り込まれている車、と銘打っているのも頷けます
ちなみに私、桜井は試乗といって音更のハナックまでダウンヒルとヒルクライム感を気付いたら試しに行っていました(笑)
この車。坂道はどうなんだろう?と思ってしまったほどです。
感想は『良い!実に良い!』
この坂のカーブの遠心力に負けない、力強い前進力のグイグイ感はたまりませんね
話を戻しまして、家庭を持つと派手な車は乗れない…と諦めている方はいないでしょうか?
ゴルフの大衆車ベース。しかしこのGTIは『バレない程度にモンスター』なので、おっかあ天下のお父さんにはもってこいじゃないでしょうか?(笑)
きっと息子さんが大きくなって、いずれかは
「オヤジ、隠れて好きな車乗ってたんだな」
と言われるかもしれません(笑)
「ゴルフの名前には隠しきれない性能がGTIにはある」
それがこちらゴルフGTIなのです。
私の親父も車が好きだったんだと思います。
ですが上手く趣味と家庭を両立するのに、こういう車があったら私の親父はこの車を選んでいたんじゃないかな?と思いますね
好きな車を乗る。いいじゃないですか。男はそれで。
そう思う桜井でした!
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投稿者:クルーズのブログ | 新人桜井のクルーズ日記 | 投稿日:2014-04-23 17:43:54 | コメント ( 0 )